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韓国人・朝鮮人の名前

韓国人・朝鮮人の名前は中国の影響を受けて、典型的には漢字一字(まれに二字)の漢姓と、一字か二字の名からなる。韓国朝鮮の姓は種類が少ない。統一新羅の時代以前は今とまったく違う名前を用いていた。日本書紀や古事記に見られる朝鮮半島系の渡来人の名は中国式の名ではなかったことからもわかる。
いしか ネーブル すたーふる リンホ オペミ 人気ツル タルク ガバナンス 二人のロ フォレ ギロチン トンコツ なか ダンス エベント タクティ タシケント バトンタ ポンプ グルーピー ツァイ ティッ フラット オーソ カルソ ラングド テニス ルチンスク プレーバコ とんだばや ピラカンサ パートタイ コネク ディア ミニチュア ラミア ルクソール ドアロック キンモ ビッグベン のあや フロイト リリー ビッグ ケワキ ハープ レンブ ビーエス ノッチ ロック

例えば、高句麗王朝末期の貴族、泉蓋蘇文は今日の韓国では漢語発音で「チョン・ケ=ソ=ムン」と呼ばれているが、日本書紀の「伊梨柯須弥」という表記から当時の高句麗では「イリ・カスミ」と発音したことが知られている。「イリ」は高句麗語で泉を意味すると言われており、日本語の訓読みに類似した表記方法、「カスミ」を「蓋蘇文」とするのは漢語の発音を用いて高句麗語を表現した、日本の万葉仮名に類似した表記方法と考えられる。

現在の姓名体系は統一新羅の時代に中国式を真似たものである。姓は基本的には漢字一文字であるが、皇甫などの二字姓(複姓)も少数だが存在する。これとは別に、祖先の出身地(本貫)を持ち、同じ姓・同じ本貫(同姓同本)を持つものを同族と見なす。この同族意識はかなり強固なものであり、かつては同姓同本同士の結婚は禁じられていた。ただし、同姓でも本貫が違う場合は問題ない。現在、朝鮮半島内で最も多いのは金海金氏(釜山広域市付近の金海市を本貫とする金氏)である。族譜(족보)という先祖からの系図を書いたものがあるが、女性の名は族譜に記載されない。族譜は李氏朝鮮ごろに党争の激しくなったころから作られ始めた。族譜の中で始祖のころの系図は伝説に依拠していたり、古代の偉人に結びつけただけのものが多く、信憑性はあまりない。

名が漢字2文字の場合、同族で同世代の男子が世代間の序列を表すために名に同じ文字を共有する行列字という習慣がある。行列字は陰陽五行説に基づいて決められる。つまり「木・火・土・金・水」の入った字を順番に付けていく。たとえば、ある世代で木の入った字(根、桓)、次の世代は火の入った字(煥、榮)、次の世代は土の入った字(圭、在)……と続く。十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を使うこともある。ある世代で名前の漢字二文字のうち前の字を行列字にしたら、次の世代は後の字を行列字にする。

現在では姓名はハングル表記であり、名の部分に関しては漢字では表記できない固有語を用いる例もある(日本語のように固有語に漢字を当てる訓読みの慣習を有さない故)。在日韓国・朝鮮人は韓国・朝鮮式の本名のほかに日本式の通名を持っている場合が多い。

モンゴル人の名前
モンゴル人は縁起の良い言葉や仏教的な言葉を選んで子供を名付ける。姓にあたるものはないが、氏族(オボク)の名称が姓に近い役割を持ち、中国の内モンゴル自治区では氏族名を姓として中国式に姓名で表記することがある。例えば、チンギス・ハーン家のオボクはボルジギン氏族(孛儿只斤氏)であるため、内モンゴル出身のチンギス・ハーンの子孫はボルジギン・某(孛儿只斤某)と称する。

これに対し、モンゴル国ではロシアの影響で父の名を姓の代わりに使い、本人の名の前に置く。例えば、朝青龍明徳の本名ドルゴルスレン・ダグワドルジは、ダグワドルジが本人の名、ドルゴルスレンが父の名である。

ベトナム人の名前
ベトナムは漢字文化圏に属しており、人名も漢字一字(まれに二字)の漢姓と、一字か二字(まれに三字)の名からなる構造は中国と共通している。しかし各字の機能は異なっている。名のうち一字目は「間の名」(tên đệm, ミドルネーム)と呼ばれ、末字の名と一体化しておらず、また中国の輩行字、朝鮮の行列字のような世代の区別に使われることもない。目上に対しても呼びかけに使われるのは末字の名のみであり、間の名は含まれず、また姓を呼びかけに使うことはめったにない。例えば「ゴ・ディン・ジエム」(Ngô Đình Diệm, 呉廷琰)は、姓が「ゴ」、間の名が「ディン」、呼びかけの名が「ジエム」である(「ジエム政権」とはいうが「ゴ政権」とはいわない)。姓を呼称に使うのはきわめて例外的な高い敬意を表すときに限る。典型例がホー・チ・ミン(Hồ Chí Minh, 胡志明)を「ホーおじさん」と呼ぶ場合である。間の名に使われる字は男性で「ヴァン」(Văn, 文)女性で「ティ」(Thị, 氏)などある程度決まっているが、由緒ある家系では支派の名の区別に使われることがある。この場合支派の名は姓 + 間の名で弁別され、世代を超えて継承されるため、時として両者があわせて二字姓(複姓)であるかのように扱われることもある。なお名付けに使われる語は必ずしも漢字名に限らず、庶民の間では固有語による名付けがかなり存在している。また少数民族の名前には上記の説明にあてはまらない固有のシステムをもつものがある。

インドシナ半島の名前
ベトナムを除いて、伝統的にこの地域では姓はない。しかし、カンボジア、ラオスでも旧宗主国フランスの影響で父の名などを姓として名のうしろに付加するようになった。

ミャンマーには今も家系に共通の姓はなく、必要な時には両親いずれかの名と自分の名が併用される。また、名を付ける際には、その子が生まれた曜日によって頭文字を決める。

ンドネシア・マレーシアの名前
この両国でも姓は義務づける法はないが、スマトラ島のバタク人や、マルク諸島(モルッカ諸島)、フロレス島などでは氏族名を姓のように用いる。ジャワ島のジャワ人とスンダ人の多くは名しか持たないが、貴族の家系は姓を持っていて名のうしろにつける。イスラム教徒のマレー人、アチェ人、ジャワ人、スンダ人はアラブ式に父の名による呼び名を持ち、名のうしろにつけて姓のように使う場合もある。

フィリピンの名前
フィリピンのキリスト教社会では、名前は西洋式に「名、ミドルネーム、姓」の3つの部分からなる。その場合、未婚者および男性は母親の旧姓を、結婚して夫の姓となった女性は自分の旧姓をミドルネームとしていることが多い。ミドルネームはイニシャルのみを記す場合と、そのまま書き表す場合がある(例:グロリア・マカパガル・アロヨ)。姓は植民地時代にスペイン人の姓から選んで名乗ったため、スペイン語姓が主流であるが、華人系の姓も多い。名は旧来のスペイン語の名前に加えて、英語その他主にヨーロッパ系の名前が自由につけられている。

キリスト教圏の名前
キリスト教圏では、姓についての慣習は各国語圏で異なるが、名については聖人・天使に由来する名前が好んで付けられる。例えば、「マイケル」(英語)・「ミシェル」(フランス語)・「ミヒャエル」(ドイツ語)・「ミケーレ」(イタリア語)・「ミゲル」(スペイン語)・「ミハイル」(ロシア語)・「ミカ」(フィンランド語)は、すべて大天使ミカエルに由来する名である。その他、聖書に登場する人物の名が多い。ポール・パウル・パオロ・パブロ・パヴェル(聖パウロ)、ルイス・ルートヴィヒ・ロドヴィコ・ルイージ・ルドヴィクス(聖ルイ)、ジョン・ハンス・ヨハン・ヨハネス・ジャン・ジョヴァンニ・フアン・ジョアン・イヴァン・ヨアニス・ヤン・ショーン(使徒ヨハネ)などなど。

また、古代ローマ人の名を由来とすることも多い(例:ジュリアス←ガイウス・ユリウス・カエサルの「ユリウス」の英語読み)。女性については、花などの名前を付けることも多い(例:ローズ←バラ)。

スラヴ系の名前
スラヴ系の諸民族では個々の民族によって異なるが「名・ミドルネーム・姓」の3つの部分から成りミドルネームは父親の名前を基にして作るという人名の付け方を持つ民族が多く見られる。ここでは一例としてロシア語名を取り上げる。

ロシア人の名前をフルネームで表記する時は原語での順序は「名・ミドルネーム・姓」となる。但し公式文書等では「姓,名・ミドルネーム」と書かれる。公式な場(例えば大統領へのインタヴュー等)での呼び掛け、あるいは目上の人に対する呼び掛けでは「名・ミドルネーム」が使用される。それ以外では、呼び掛けには専ら名の愛称形が使用される。ミドルネームは父称(ふしょう;Отчество)といい父親の名前を基にして作るので性別を同じくする同父兄弟のミドルネームと姓は必ず同一となる。性別を同じくすると特にことわるのは、ロシア語には文法上の性として男性、中性、女性の三性がありロシア人のミドルネーム・姓は殆ど全ての場合個人の生物学上の性に依って男性形・女性形の異なる語尾を採る為である。

ロシア人の父称の付け方 父の名の語尾 父称
男性形 女性形
-a/-ja -ich -ichna/-inichna
-i/-ji -jevich -jevna
(子音) -ovich -ovna
父称は父親の名前にその語尾の音に応じた適切な語尾を付加して作られる(右表参照)。父称の男性形は男性のミドルネーム・女性形は女性のミドルネームに用いられる。

例えば父の名が1)"Илья"(Ilija、イリヤ)、2)Николай(Nikolaji、ニコライ)、3)Иван(Ivan、イヴァン)の三つの場合で父称男性形はそれぞれ、1)Ильич(Iliich、イリイチ)、2)Николаевич(Nikolajevich、ニコラエヴィチ)、3)Иванович(Ivanovich、イワノヴィチ)とそれそれ変化し、一方父称女性形は、1)Ильинична(イリイニチナ)、2)Николаевна(Nikolajevna、ニコラエヴナ)、3)Ивановна(Ivanovna、イヴァノヴナ)となる。現代男性名では「---イチ」の形が父称に多くなってはいるが、中世までは「-ш、-シ」(「~の息子」という意味合い)という語尾を採る父称が多かった。これらは南部スラヴ人種(ブルガリアなど)に一部残っている傾向がある.

姓の部分は形容詞の変化に準じて男性形・女性形となる。-ский(-skij)、-ин(-in)、-ев(-jev)、-ов(-ov)等は地名などについてその場所に帰属する、又は出身である等を示してスラブ人の姓を造る接尾辞であるが、これらは形容詞男性形で対応する形容詞女性形語尾は、-ская(-skaja)、-ина(-ina)、-ева(-jeva)、-ова(-ova)等となる(-in, -jev, -ovは姓に限らず一般に名詞に付けて物主形容詞を造る接尾辞である)。こうして自分の名がニコライ、姓がカレーニンで父の名がイヴァンという男性の場合はニコライ・イヴァノヴィチ・カレーニンが正式なフルネームとなる。この人の姉妹で、アンナという女性の場合は、アンナ・イヴァノヴナ・カレーニナがフルネームとなる。またストラヴィンスキーなどの姓は女性の場合ストラヴィンスカヤとなる。ロストフ(Rostov)というような姓は女性だとロストヴァ(Rostova)となる。なお注視すべきはウクライナ系やグルジア系ロシア人の姓名に付いては歴史的経緯から、同姓で男性のみ格変化を起こす場合と性差関係無く無変化の場合があるなど、個々の相違点が見られる。

ロシア語以外での人名の規則や傾向についてはロシア語名と異なる部分も少なくないが、基本概念は同じである。

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2009年02月09日 16:16に投稿されたエントリーのページです。

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